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育毛によい髪の乾かし方

 

洗髪後にヘアドライヤーを使う人は多いかと思いますが、
できれば自然乾燥の方が望ましいでしょう。
というのも、もともと頭髪は熱や乾燥に弱く、ドライヤー
を近づけすぎたり、長い時間にわたって使っていると毛髪
の主成分であるタンパク質が変成してしまう可能性がある
からです。一時的、朝シャンの害がウワサされましたが、
その理由の1つが急ぐあまりにすすぎがしっかりされてお
らず、さらにドライヤーを熱くして無理やり乾燥させる場
合が多いからです。
ドライヤーのかけすぎで毛髪が科学的に傷つけられてしま
うのです。髪をつくっている硬タンパク(ケラチン)は水分を
吸収しやすい半面、吸収した水分を保持する機能が弱いの
です。水分を12%含んだ毛は弾力性に富み、引っ張って
も伸びてなかなか切れませんが、水分含有量が10%以下
になると伸びが少なくなり、切れやすくなります。
さらに乾燥すると毛の表面をおおっている毛小皮(キューテ
ィクル)がもろくなり、ブラッシングなどでも毛が縦にさけ
てしまいます。したがって、空気が乾燥している時期はとく
にドライヤーの使い方には要注意です。どうしてもドライヤ
ーを使用したいのなら使う前にローションなど保湿成分をつ
けるなどして毛が乾燥しないようにしておきましょう。
ドライヤーの温度もなるべく低くして遠くに離して使い、風
速を強くするほうが安全です。普段でも80%ぐらいの乾燥
を目安にしましょう。反対に、絶対に避けたいのが、逆毛を
たてながら熱風を当てるやり方です。これでは、髪を傷めつ
けるだけです、髪が悲鳴をあげています。また、女性はブラ
ッシングをよくしますが、同じ理由で乾燥している日はスチ
ーマーなどを使うようにしましょう。理容室や美容室でも、
カットの際に髪に水分を供給してからカットするかと思いま
す。乾いたままカットすると、髪は傷み、枝毛や裂け毛をつ
くりやすいのです。